緑川ゆきのおすすめ作品は?代表作・傑作漫画を紹介!

本




少女漫画レーベルでの連載にもかかわらず、男女問わず人気となった『夏目友人帳』の作家緑川ゆき
他にどんな作品をかいているのか気になる方も多いと思います。
特におすすめしたい漫画をまとめてみました!
超個人的、独断で代表作・傑作漫画を紹介します。

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緑川ゆきのプロフィール

1976年5月23日生まれ
熊本県出身出
第25回白泉社アテナ新人賞大賞デビュー
2019年6月現在『Lala』に「夏目友人帳」を連載中

緑川ゆきのおすすめ作品

夏目友人帳

幼いころから他の人には見えない不思議なものが見えてしまう主人公の夏目貴志は、そのことを気味悪がられ、親族でたらいまわしにされていました。
高校生になって遠縁の藤原夫妻に引き取られた夏目は、妖から逃げている途中で妖怪’斑’の封印を解いてしまいます。
斑の口から自分の祖母「夏目レイコ」の名前を聞いた貴志は遺品から夏目友人帳という妖の名前を書いた帳面をみつけます。
名前が書かれた妖を自由に操ることができる友人帳ですが、主人公はその「名前をひとりひとり返していく」ことを選びます。
「俺が死んだら友人帳はお前にやる」という約束を斑とした夏目。
斑は用心棒として夏目のそばにいることになります。

用心棒のニャンコ先生が大変かわいらしいのはもちろんですが、出てくる妖一人ひとりがとても魅力的です。
幼いころに周囲から奇異の目で見られてきた夏目が、妖を通じて人を好きになったり、昔を思い返したりして今の周りの人をもっと好きになっていくのがとても素敵お話です。

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蛍火の杜へ

祖母の家の近くの『山上の森』に迷い込んでしまった6歳の少女竹川蛍は、青年の姿をしたギンに出会います。
人に触れられると消えてしまうのだというギンに助けられた蛍は毎年夏になると森へ赴くようになりました。

ギンの人に触れられない性質が二人の間の距離に表れているのですが、それが最後のシーンを鮮烈に見せるキーワードとなっています。

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花唄流るる

美化委員として旧校舎を掃除することになった島は、聞こえてくるギターの音色に気が付きます。

その音は藤森が先輩の野口にギターを教えている音でした。

卒業していく野口さんと、出会ったばかりの島、という対比があり、藤森とのこれからが気になるお話です。

『蛍火の社へ』に収録の短編です。

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アツイヒビ

川で生徒手帳を探す同級生・池田の姿をみかけた国吉は、同じく同級生の室園が殺人計画の書かれた生徒手帳を拾ったことを知ります。
優等生の池田がなぜそんなことを書いていたのか気になった二人は池田について調べ始めます。

ミステリーでもあり、少女漫画でもある、不思議な話です。
殺人計画が実行されてしまうのか、というハラハラ感もありますが、殺人計画の書かれた手帳というのは誰かに関心を持つための一歩であった、という話でもあると思います。

同名の短編集に収録されています。

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花の跡

机に毎日少しずつ花の落書きが増えていくことに気が付いた菊池。
その花を描いたのが定時制の授業で同じ机を使っている倉田が描いたものでした。

昼と夜で同じ机を使い勉強をしている人がいる、という事に気づいてからの二人の交流がとってもかわいらしいです。

『アツイヒビ』に収録の短編です。

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寒い日も

アツイヒビの続編。
池田に恋心を抱く遠山は、池田が国吉と付き合い始めた室園のことが気になっていることに気が付きます。

アツイヒビを読んでから読むと、池田のことを応援したくなってしまいますが、国吉と室園もうまくいってほしいので、みんなが幸せになってほしいと思ってしまう作品。

『アツイヒビ』に収録の短編です。

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名前のない客

パーティーで人質事件が発生します。そのパーティーは要人の集まるものでした。
現れた青年はとある人物を救出するように依頼されたといい、「立石英世」という名前を出しますが、誰も名乗りでてきません。

立石英世は誰なのか、この中にいるのかというミステリーのようですが、コメディ要素が強く、楽しめる作品です。

『アツイヒビ』に収録の短編です。

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あかく咲く声

国府佐和はあるひ、「人間にとってあらがえないほど気持ちのいい声」を持つ辛島が警察に協力して活動していることを知ってしまいます。
辛島のことが気になる国府は彼の声に惹かれているのか、彼自身に惹かれているのかわからないながらも彼の手助けをしたいと思い始めます。

とても印象的なタイトルです。
辛島が警察に協力することでその声の意義を見出している、という話なのですが、国府にとってその声が花のように素敵できれいなものなのだというタイトルです。

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緋色の椅子

王の妾腹のルカが王座と継ぐことをしって、貧しい村でルカと幼なじみであったセツは五年後にその姿を一目見ようと王都を訪れます。
しかしそこで見た王の姿はルカではなかったのです。セツは姿を消したルカを探しはじめます。
緋色の椅子は玉座のことです。

ファンタジーですが、魔法ものというわけではありません。
王座を巡った様々な思惑が最終巻できれいにまとまり、納得させられます。

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夏にはため息をつく

炭酸飲料を飲むと高く跳躍することができる、という能力をもつ八島は、その能力を知ってなお自分と距離を置かずにいてくれる委員長に告白しようとしていました。

幼いころのホタルを見に行く約束を果たすべく森に来た二人は部長と出会い、指輪泥棒に遭遇してしまいます。

最初から八島が告白する、告白する、と言っているのですが、途中からそれがなくなっていくのがなんともため息の出るお話です。

『夏目友人帳』7巻に収録の短編です。

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まとめ

静かで空気感のある作品が多く、繊細な心の機微を描いています。
恋愛をメインにした話でもどろどろしていないため、恋愛ものが苦手という方や、男性でも読みやすいものが多いと思います。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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